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□助けてくれなんて
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俺はあの時テツの拳を
無視して走った。
いつもぶつかる拳が
あの時は上がらなかった。
それから俺らはすれ違い
もう何日も話していない。
というより
テツを見かけない。
今までずっと隣にいたのな
と、考えてみると
あの時自分は
なぜテツを無視したのか
わからなくなった。
「青峰くん」
「テツ!?」
「お久しぶりです」
「おぅ…」
「青峰くん。
ちょっと話があります」
「話?」
「屋上にきてください」
俺はテツに連れられ
屋上に向かう。
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