本棚

□青峰クンと時々火神クン
1ページ/3ページ


もしも桐皇の試合を
黒子と火神が
偵察に行っていたら。

━━━━━━━




「今年は絶対桐皇が決勝リーグに上がってきます。桐皇の力見たくありませんか?」

黒子にそう誘われて
俺は黒子と2人で
桐皇の試合を見にきた。

「キセキの世代の青峰くんという人がいます。その人を見てください。5番ですから」

そういうと黒子は
コートに視線を向ける。
どこか落ち着きがない。



試合が始まって
5番を探す。

4、7、9、10、6……

ん?5番いなくね?

「おぃ黒子、5番い、ないぞ……」

「青峰くん…」

「黒、子…」

黒子の方を見ると
黒いオーラが出ている。

「あんなに遅刻しないでくださいって言ったのに…」

こいつは本当に黒子か?
普段の面影がないぞ。
こぇーよ!!


「まぁまぁ…そのうちくるだろうし、落ち着けよ…」

「そうですね…」

落ち着いた黒子に安心し
再び試合を見る。

青峰ってやつはいないが
桐皇は十分強かった。

すると第2Qの途中
一人の男が入ってきた。
マイペースで
ゆっくり歩いている。

「青峰、くん…」

「あいつが青峰?」

「はい」


遅刻してきたあいつが
青峰ってやつらしい。
すると青峰ってやつは
こっちを見る。

俺は思った。
今黒子を刺激することを
しないでくれょ!?と。
黒子は怒ってるのだから。

そう考えていると
青峰は

「テツー!!わりぃ!!遅刻した(笑)」

と反省の色0で謝った。

馬鹿野郎!!心で叫びながら
俺は恐る恐る隣を見た。

すると

「まぁ、仕方ないですね」

と頬を染める黒子がいた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ