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□怖くて手放した
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※過去捏造
「お前、まだ黒子の事信じてんのか」
「うるせ、テツはまだ伸びる」
「たいした自信だな」
赤司は俺に毎日のように黒子は駄目だと言う。そんなこと俺には関係ねぇけど。
俺は着替え終わり部室を後にしようとする。すると赤司の手が伸びてきて、壁に押し付けられる。
「っ、赤司てめぇ…」
赤司を睨み付けるが、赤司は全く怯まず、むしろ赤司の表情にぞっとする。そして
「青峰、お前自分でわかってんだろ?最近バスケが楽しくねぇって。」
と、最近ひそかに思っていた事を当てられ冷や汗をかく。
「原因はみんなが自分より下手だから、張り合いがないとかだろ。」
「赤、司…お前」
赤司は不敵な笑みで続ける。
「あとな、一つ言っとくぜ。黒子(アイツ)のバスケじゃ全中勝てねぇぞ。」
「な…」
「そしてお前も中途半端なままだろうな」
「っ……」
「な?わかっただろ。黒子は邪魔だって。」
「…テツは変わるかもしれないだろ」
「ものわかりがワリィな。黒子が変わったら、黒子にとってお前は必要ねぇんだよ」
赤司の言葉が胸に突き刺さる。
「な?わかったか?」
「あぁ…」
いずれ捨てられる…
なら捨ててしまおう…
捨てられるのが怖いから
俺はテツを手放した…
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自分的に青峰を
悪に導いたのは赤司かと←
赤司の顔が見たい。