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□バスケット教えて
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青峰(小4)
火神(高1)
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「バスケット教えて」
「は?」
振り向くとまた小学生のガキが立っていた。
「バスケットできるんでしょ?教えて」
「面倒くせぇから無理」
「…」
無視してシュートをしようとすると、ガキにボールを取られる。
「あ、お前!!」
「ぼーっとしてるからじゃん。」
「…返せよ」
「取ってみてよ」
「…言ったな」
相手はガキなのにちょっとムキになって、ボールを奪う。
「…」
すると拗ねたような表情でこっちを見る。
「な、なんだよ」
「ずりぃ」
「何が」
「デカ過ぎなんだもん。それにアンタは小学生相手にムキになんの?」
「ゔ…」
「は〜…つまんない」
ガキは俺から再びボールを奪い、地面に座ってボールをいじりながら、ぶつぶつと文句を並べていた。いかに自分が大人げなかったのかが胸に突き刺さる。
「…わかったよ!!教えりゃいいんだろ!?」
「マジ!?やった!!」
ガキは急に立ち上がって、俺にボールを渡す。
「何教えて欲しいんだよ」
「ダンク!!」
「は、」
「俺もおっきくなったら、ダンクやりたいんだ。だからダンク!!」
「…んじゃ見とけよ?」
そう言ってダンクをする。ダンクを決めてからガキの方を見ると、目を輝かせていた。
「うわぁ…ダンクスゲー!!」
俺の手を握りしめて青峰ははしゃぐ。手の体温が心地よい温度だ。つかこいつ、バスケが大好きなんだな。
もう日が沈んで真っ暗になった。すると青峰は
「ねぇ、兄ちゃんまた来ていい?」
と聞いてきた。面倒だと思ってた気持ちはもうなかった。
「…土日ならな。」
「ありがと!!
んじゃまたな!!兄ちゃん!!」
「おぅ。」
(兄ちゃんって呼ばれんのも悪くねぇな…)
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リア友へ
駄駄駄文だが許してくれ(笑
次は中学で絡ませてやる!!←