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□まいごなの
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※青ショタ化






「ここ、どこだょ」

「うえっ!?」


黄瀬は小さい子供に制服のズボンを捕まれていた。青髪の目つきが少し悪い子だった。


「ぼく迷子?」

「まいご。」

「お母さんとはぐれたの?」

「お母さんじゃなくてりょう」


会話からすると『りょう』という人物と離れてしまったようだ。


「そっかー。」

「何をしている」

後ろから緑間っちが現れる。すると先ほどの子供が自分の後ろに隠れる。


「どうしたっスか??」

「アイツ怖い」

「な、なに!?」


緑間っちが怖いらしい。


「大丈夫。危ない人じゃないスから。」

「当たり前だ!!」


緑間っちが少し強めの声で言うと、青髪の少年は


「ヲタクみたい」


と呟く。幸い緑間っちには聞こえていない。


「どうしました?」


視線を声がしたほうに向けると、青髪の少年を抱えた黒子っちがいた。


「あれ!?いつの間に!!」

「?」


青髪の少年は俺が気付くよりも先に、黒子っちに気付いて近付いていたようだ。


「まいごですか。」

「おぅ」

「くすっ、可愛いですね。名前は?」

「大輝」


大輝という少年は黒子っちになついていた。すると誰かが走って近付いてきた。


「大輝〜」

「あ、りょうだ」


大輝は黒子っちの手からすり抜けて、りょうという少年のとこに走っていった。


「あ、あのスイマセン!!僕が目を離したばかりに、皆さんに迷惑かけちゃって!!」

「あ、俺らは大丈夫っスよ(緑間っちは大丈夫じゃないけど)」

「はい。大輝くん、可愛いですね」

「あ、ありがとうございます。」

「ちなみにどういう関係なんだ?兄弟か?」

「あ、いぇ。」







「恋人です」










「へ?」


3人ともまさかの回答にポカーンとしてしまった。


「では、帰りますので。大輝、帰ろっか」

「りょう〜、今日のご飯は?」

「うーん。カレーかな?」

「またカレー?」

「えっと、じゃあオムレツ。」

「やった」


2人は幸せそうに笑いながら帰っていった。


「…恋に年齢なんて関係ないのだよ」


沈黙の中、緑間っちがそう呟く。


「緑間っちが言わないでくださいよ。犯罪的に聞こえるっス。」

「な、なに!」

「大輝くん、可愛かったですね。」

「黒子っち…まさか」

「欲しくなっちゃいました」

「やめてー(泣)」


黒子っちの笑みがリアルで少し怖かった。





―――――――


遅くなりましてスイマセン!!

ごめんなさい!!

駄文ですがどうぞ!!

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