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□助けてくれなんて
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「別れましょう。
もう君にはうんざりです。」

「何言ってんだよ」

「君とバスケをしても
楽しくありません」

「……」

屋上に着くとすぐに
テツは話をすすめた。

俺はテツと
付き合っていた。
もう何ヵ月だろうか。

それをこうも簡単に
切ろうとするテツに
少し反抗する。

だかテツは続けた。


「君といると疲れます」

「楽しくないです」

「もう会いたくないです」


俺はテツが大好きだ。
でも
淡々と言うテツに
俺は腹が立ち
テツを壁に押し付けた。


「テツに、
何がわかるんだょ!!
大好きなバスケが
つまんなくなる気持ちが
お前にわかんのかょ!?」


気づけば
貯まっていた言葉が
口から滑り出た。

だいたいこうなったのは
俺がテツを
無視したからなのにな。
これ八つ当たりだなぁ、
と冷静に考える。

すると再びテツが口を開く。


「わかりませんょ。」

「ならそんなこ、と…」

「わからないけど
君を助けたかった。」


怒りが全部
罪悪感に変わる。
テツが泣いていたから。



「けど僕には、できない。
君が助けを求めるだけの
力がない。」

「テツ…」

「僕は君を
助けたかっただけです。」



「テツ…」

俺はテツを抱きしめた。

「テツ、わりぃ。」

「青峰、くん」


あぁ、

助けてくれなんて

絶対言えないと思ってたのに



「テツ、助けてくれょ。」

俺はこんな小さなやつに

しがみついてる。

「俺不安なんだょ。
大好きなバスケが
大嫌いになりそうで…
テツもいなくなりそうで」

「僕でいいなら
ずっとそばにいますから」

そう言ってテツは
俺の頭を撫でる。


あぁ

例え

バスケがいなくなっても

テツが

そばにいてくれるなら

いいやって思える日が

早くくればいい。



そう思ってまた

強く抱きしめた。


━━━━━━━

gdgd!

意味わからない(笑)
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