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□声が届かない
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青峰side



振り向いたら
黒子っち黒子っち
うっさいやつがいた

適当に話を流していると

「諦めたらどうっスか」

と聞こえる。

「はぁ?」

俺が不機嫌に返しても
続けられる。


「黒子っちはもう
戻ってこない」

その黄瀬の言葉に
自分でもわかんねぇけど
なぜか怒りはなかった。

「…ってる」

「え?」

「わかってんだよ。
んなこと。けどあいつは

力ずくでも取り戻す。」


そう、わかってるんだよ。
アイツが俺をなんとも
思ってないことくらい。
だから力ずくで
アイツを俺の影にする。
そう考えていると
黄瀬が呟いた。



「こんな…なのに…」

「ん?なんつった?」

聞き直したが

「はぁ〜」

と黄瀬がため息をつく。

「なんだょ」

「呆れるっス」

意味がわからず
反抗しようてすると

「俺にすればいいのに」

と言われた。

「は…?」

さらに意味がわからない。
すると黄瀬は少し
苦笑いしながら

「なんで
届かないんスかねぇ」

と言った。

「何がだよ」

「なんでもないっスよ」



アイツの悲しそうな横顔に
少しだけ見惚れてしまった



━━━━━━

黄→(←)青→黒かな?笑
黒は火神が好きなのかな笑
続くかな〜
けど需要ないよな〜←
辞めるか〜(*ε*)
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