本棚

□青峰クンと時々火神クン
2ページ/3ページ



何が起きたのか
わからねぇ。

「おぃテツ!!隣の赤髪誰だよ!!」

「知らない人ですょ」

「そーかそーかー。んじゃ楽しんでけよ。俺がテツのためにダンク決めてやるからな」

「はいっ」

会話が終わると黒子は
ちょっと嬉しそうに
俺に向かって

「知らない人っ言ってすいません」

と謝った。

「別にいいけどょ…」

「青峰くんは独占欲が強いんで、あぁ言わないと怒られるんです。」

と、普段通りに話す。


「お前ら」

「付き合ってます」

「だ…だょな」

俺が聞く前から
そう返されちょっと怯む。

コートに目を向け
青峰を追う。

だが
隣から聞こえる

「青峰くん…」

という声を聞く度に
俺は何をしに来たのか
わからなくなる。

結局青峰がどんなプレイヤーか
わからず試合は終わった。
終わってみれば
ダブルスコアで桐皇の勝ちで
とりあえず桐皇は強い。
それだけだった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ