天の声よ風に乗れ
□天の声よ風に乗れ
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「まてー」
昌浩は一つの霊を追っていた。
「まっちゃくれんのだから、叫ぶなよ。体力消耗するだけだぞ」
そう言って昌浩の肩にとびのった、物の怪のもっくん。
「ほら、はやくしないと逃げられるぞ」
霊が急に止まった。
「きれいな顔をしているな」
「はぁ!?」
もっくんと昌浩の言葉がみごとにいっちした。
「な、何言ってるのあいつは?」
「さ、さぁ」
昌浩がもっくんに聞いたがもっくんにも分からない。
「お前を、オレのモノに・・・」
霊は力をはなった。
「昌浩っよけろ!」
昌浩は左にぞれて、呪文を唱えた。
「オン、バザラバザリバザランハッタ」
しかし、霊はそれをかるがると避けて、攻撃を仕掛けてきた。
「禁」
昌浩はとっさに結界をつくり攻撃をふせぐ。
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