天の声よ風に乗れ

□天の声よ風に乗れ
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昌浩は、霊に襲われた。

しばらく気を失っていた昌浩だったが、ふいに名前を呼ばれた気がしてのろのろと目を開けた。

「おい、大丈夫か」

「あれ・・」

名前を呼ばれ、起き上がってみら橘鴨忠が居たのだ

「お前、名は・・」

「安倍昌浩ですけど・・」

「安倍の者か、なぜそんな男みたいな名なんだ」

「へ・・」

自分は男なのに!!そう思ったとき体に違和感を覚えた。

胸にふくらみがある・・・・

そう!、女になっていたのだ。

昌浩はさぁーと青くなった。

「まぁよい、私の邸に来ないか?」

「えっと・・なぜ?」

昌浩は聞いた。

聞くところによると橘邸では女の子が全然生まれていないのだ。

そして困っているところに昌浩を見つけたのだ。
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