駄文
□怪我をしているのを隠している奴の演技って大抵は三文芝居
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銀時はいつものように椅子に腰掛けジャンプを読んでいた
ピンポーン―
インターホンの音がする
その音に気づいた銀時はだるそうに
「新八〜客だーお前相手しやがれ〜」
と言ってジャンプを読み続ける。
「・・・・・・何?新八いねーの?そういやアイツスーパーに買い出し行ったけか…しゃーねーな…はい、はい。今開けますよー」
銀時はそう言って玄関に行き戸を開けるとそこには月詠の姿があった。
その瞬間銀時は心が踊ったがすぐに表情を変える
「何しに来た?客の呼び込みですかコノヤロー。悪いが俺は暇じゃねーし、女買う金もねーんだよ。」
銀時はかったるそうに憎まれ口を言う
「誰がこんな万年金欠男を呼び込むものか。髪だけではなく頭もクルクルパーになったようじゃのぬしは。」
「あぁ!?テメー今俺の髪をさりげなくクルクルパーって言いやがったな?このアバズレが!!」
「ふん、事実を言ったまでじゃ。わっちは悪くない。」
「くそ。この鉄火面女が…ところで何しに来やがった?」
「うむ。実は日輪からこれを届けてくれと言われての。」
月詠は片手に持っていた風呂敷を銀時に差し出す
「ん?日輪奴何を…」
銀時はその場で風呂敷を開けると重箱が入っており、その中には苺大福が敷き詰められていた。
「オォォォー!!旨そうだなコレ。日輪の奴いいとこあるじゃねーか。やっぱり女ってのはこうじゃなきゃな。」
銀時が苺大福を見て騒いでいるのを尻目に月詠は銀時の背を向け帰ろうとするが銀時は月詠を呼び止める