駄文

□かき氷ってなんで氷とシロップだけしか使ってないのにあんなに高いのだろうか。
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「あぁぁ暑ぃ〜何だよまだ6月だぞ…なんでこんなクソ暑いんだよ…つーか俺もオールシーズンこの着流しやめっか?ホント暑ぃし。」
文句をブツブツ言いながらダラダラと銀時は吉原の街を歩いていく。
時々遊女達に「銀様〜寄っていって下さいな〜」と捕まりはしたが何とか逃げてようやく銀時はひのやの前にたどり着いた。

「ひのわ〜…いるのかー!?いるなら出てこいやー」
店の椅子に座り銀時は店の奥に向かって叫ぶと
はいはーい!というはっきりとした声が聞こえしばらくすると日輪が出てきた。

「あら銀さん。久し振りじゃない。残念だけど月詠は仕事中よ?だけどあと少しで帰って来る頃かしらね…」

確かに自分はあの女に会いに来た。
だがそれを言えるだけこの坂田銀時という男は素直であるはずもなかった。
「何言ってんだ日輪?お前も暑さで頭やられたか?別に俺はアバズレに会いに来たわけじゃねぇよ?ただ吉原なら涼しいかなぁ〜?って思って来たんだが失敗だったな。」

「吉原が自由になった証拠よ。自由になったからこそ夏の暑さや冬の寒さだって肌で感じなきゃダメでしょ?」

「まぁ…それもそうだわな。ていうか何でお前さっき店ほったらかして何してたんだ?」

「あぁ、その事ね。」
そう言って日輪は店の奥に行きある物を持ってくる

「何かと思えばかき氷機じゃねーか。」
銀時は興味無さそうに鼻をほじる

「そうなのよ。ひのやでも夏限定でかき氷出そうかと思って。試運転しようと思ったんだけど…どう銀さん?食べていかない?」

その一言に当然銀時は目を輝かせ食べる!、と即答しかき氷が出来るのを待つ。

「えぇと…ここに氷、ここに皿をセットして。そしてスイッチいれてと!」

日輪がスイッチを入れるとかき氷機はジャリジャリジャリという大きな音をたてみるみるうちに置いてあった皿に削られた氷が盛られていく

「いやぁ〜やっぱ歳重ねてもどんどん氷盛られているの見るとテンション上がるよな〜」
銀時がまるで子供のように待ちきれない様子で氷が盛られていくのを眺めていると機械が止まりきれいな山の形に氷が盛られていた

「あっ!俺シロップがイチゴでミルクもかけてくれ。それとちゃんとミルクは盛られている氷全部にかけろよ。」
相変わらずの甘党ぶりを発揮する銀時に驚きながらも日輪はイチゴシロップをかけた後ミルクを大量にかける。
こうして出来た銀時専用かき氷はイチゴシロップをかけたはずなのに氷が白色に包まれているていう悲惨な状況になってしまった。
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