駄文(パロ)

□第1話
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「ここか。」
男は地図を片手にある家の前に立つ

「ホントここで合ってんのか?お嬢様学校の生徒の事だからてっきり高層マンションに住んでるものだと思ってたぜ。」
とか言いつつももうインターホンを押してしまった。
『はーい。どなたですか?』
インターホンのスピーカーから女性の声がする

「すみませーん。家庭教師の者ですけどー。ここであってますか?」

『あぁ!家庭教師の方ですね。それじゃ中に入って下さい。』

「はい。わかりましたぁー。」
男はドアを開け玄関に行くと目の前には黒髪の綺麗な顔立ちの女性がいた。

「勉強で忙しかっただろうに…よく来てくれましたね。ささ、上がって下さい。」
女性に言われるままついて行くとテーブルがあり、どうぞ座ってください。と言われたので座ると女性は軽く自己紹介を始めた。

「私は家庭教師を依頼した鳶田日輪といいます。」

「あぁ僕は銀大の2年生の坂田銀時っつーもんです。それで教えてもらいたいのってもしかして…アンタですか?」

「やだわぁ坂田君!私はこう見えても20過ぎているんですよ。教えてもらいたいのは私の妹なんです。」

「へぇ〜妹さんですか。そんで進学先は何処ですか?」

「その…銀大らしいんです。」

「ええぇぇ!?銀大ですか?吉原学園となればふつーに吉原大学に行くでしょ。一応付属高校でしょ?」

「えぇ。そうなんですけど本人が銀大に行く!と言うものですから。」

「へぇ。だけど吉原学園から銀大なんて楽勝でしょ。吉原大学よりランク大分下だし。何で家庭教師が必要なんすか?」

「銀大の試験科目には自分で学んでいない教科があるそうで…それで家庭教師が必要なんです。」

「そうなんですかぁ。それじゃ早速教えにいきますわ。妹さんの部屋何処ですか?」
銀時は椅子から立ち上がる
「階段を登ってすぐ右にあるのが妹の部屋です。それじゃ宜しくお願いしますね」

「はい。任せといてくださいよー」
銀時は階段を登りすぐ右の部屋のドアを開ける

「はい。初めまして〜坂田銀時でーす。これからよろしくお願いしまーす。」
そう言った銀時の目の前には机にある問題集に格闘している少女の姿があった。その姿は姉と同様顔立ちが良くスタイルも良い。たった1つ違うのは髪の色だった。

その姿を見た銀時は呟く
「超ド級ど真ん中ストライクですよ。コノヤロー。」
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