駄文

□かき氷ってなんで氷とシロップだけしか使ってないのにあんなに高いのだろうか。
2ページ/2ページ

甘ったるい匂いに気がおかしくなりそうな中日輪は出来たかき氷を銀時に渡すと銀時は用意しておいたスプーンで氷をすくい食べだす。
「甘ぇ〜やっぱ暑い時にはかき氷だよな〜」
銀時がご機嫌な様子でかき氷に夢中になっていると
自分の上から月詠の声が聞こえる
「日輪。今戻った。」

「おかえりなさい月詠。」
「おい。俺の事はシカトかコノヤロー。」
不機嫌そうに銀時が月詠を見上げる

「椅子の上に糸屑があると思ったらぬしか。またタダで食べれると思ってここに来たのか?日輪もいい加減止めなんし。」

「誰が糸屑だコラ!俺の髪の事言ってんのか!?ふざけんなよ!?」

「いいのよ月詠。今日は銀さんに新商品の試食してもらってるのよ。」

「試食?試食とはコレの事か?」
月詠は銀時の持っているかき氷を指差し不思議そうに聞き返す

「オイお前知らないの?かき氷つったら日本人なら知らねぇ奴はいねぇよ?」
そう言うと銀時はシロップとミルクだらけの氷を口にかきこみあ〜食い過ぎた。頭痛ぇーと頭を押さえる

「月詠はずっと吉原にいたからかき氷なんて食べなかったからね。どうだい月詠。アンタも食べるかい?」
「そうじゃな。貰うとしよう。」
月詠はそう言うと片手で頭を押さえている銀時の皿をとりスプーンで氷をすくい一口頬張ると
「確かにこれは暑い時には良いかもしれんな、だが少し甘すぎるのではないか?」
そう言い残しひのやの奥に消えていった。
突然の出来事に銀時と日輪は顔が固まり唖然としたままになる。

「・・・・・」


「・・・・・・オイ日輪…アイツわざと?」
しばらくして頭を抱えたまま銀時は喋りだす。

「いやわざとではないと思うわ…」

「あー…こういう事する意味わかってんのかよアイツ。どんだけ天然なんだよ。」

「ごめんなさいね銀さん。月詠恋愛経験無いからこういうのは無意識でやっちゃうのよ…多分…。」

「あぁ…そうなんだーへぇ…」
そう言った銀時の顔は日輪には赤く染まりながらどこか切なげに見えたそうな。


終わり。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ