駄文
□沈黙の中で感じる君は
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「……………」
「……………」
「……………」
「のぅ銀時…まだか…?」
耐えきれなくなった月詠が口を開く
「やだ…銀さんまだ充電中だから」
「なっ…何じゃと!?」
「だーかーらー…まだ銀さんは充電中なんだよ。」
まったく…いつもの調子に戻った途端この男はおかしな事を言い出す
「充電中とは何じゃ!」
「いーから、いーから、もう少しだけだからよ。」
そしたまたギュッ、と月詠を包む力が強くなる
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
先程と同じよいな沈黙。
しかし先程とは違いこの男の温かさを感じる。
この温かさを感じてたい。
不覚にもその思いが自分の気持ちのどこかに出来てしまい遂には自分も銀時の背中に手を回し抱き締める。
さっきより更に密着し、銀時の体温をより感じる。
しかし、まだ沈黙で。
それでもその沈黙にいつまでも浸っていたい月詠であった。