短編

□サヨナラ死神
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「黒崎、ちょっといいか?」

『んー?』

「織姫達もちょっと」

「はーい!」


昼休みに日番谷達に呼ばれて一護達は屋上へと来た


『どうしたんだよ 何の話?』

「その・・・・・・」

「いい、阿散井 俺が言う」

『?』


恋次を制し冬獅郎が出てきた 何故か周りの死神は気まずそうである


「何故、破面と密会をしている?」

『っ!?』

「?」


それは明らかに一護のみに向けられた言葉 織姫達は首を傾げた

一護はウルキオラと夜、秘密で会っていたのだ


『な、にを』

「証拠は出ている どういうことだ黒崎」


冬獅郎は技術開発局からの書類を取り出した


『それは・・・』

「本当・・・なのか?」


ルキアが違うと言ってくれと目で訴えた


「一護!」

『・・・・・・・・・・・・・っ!』

「埒があかねぇ」


黙ってしまった一護に冬獅郎が死神化し刀を向けた


『!』

「隊長!」

「いつからだ?お前は俺達を裏切ったのか?何故破面と密会をする?」


冬獅郎の眼には疑いの色しか浮かんでいなかった


『ちがっ・・・・・・』

「何が違う?お前は俺達を裏切ったんだろ」

『そんなんじゃ・・・・・・』


あいつは違うと叫びたい


「答えろ」


喉元に刀の切っ先があたる 少しでも動けば刺されるだろう

いつの間にか後ろにはフェンスがある もう後ろに下がれない


「黒崎 一護」


その声には疑いではなく何処か寂しさが紛れていた


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