短編

□黒崎一護を観察してみた
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藍染様の命令で動くことが基本であるが、命令がなければ


「暇だ・・・」


そう言えば、この前市丸様が藍染様に怒られていたような・・・何故だったのだろうか

ああ、そうだ 監視モニターの設定を勝手に弄ったと藍染様が愚痴っていたな


「今は、市丸様は監禁中だ」


どれ程の禁忌を犯したのかは知らないが、藍染様は大層お怒りになられた為、市丸様は監禁中

ならば代わりに番をしているものに自分が代わると申し出ればいいだけだ

ウルキオラは自分の中で考えがまとまると一瞬だけ微かに口端を上げ自室を去った


******


「これ・・・は、」


策略通り代わったモニターの前でウルキオラは絶句していた

いくつものモニター、その一番端の目立たないような所にそれはあった


「黒崎一護・・・?」


画面全体が薄暗くなっているのでよくわからないが確かに彼だと思われる

ベッドで静かに胸を上下させてるところを見ると現世でいう朝方なのだと窺える


「・・・・・・・・・・・」


ウルキオラは内心ものすごい動揺をしながらも無表情にそのモニターのみを一心に見続けた


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