短編
□停止
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※全体的にシリアスです
最初はルキアが目の前から散るように消えていった
いつも感じていた霊の感覚が無くなった
『・・・コン?』
俺が見えなくなってからルキアはどうしたのかわからない、けど多分帰ったんだと思う
皆と別れて自室に戻る、なんだか色々不思議なフワフワとしたような感覚のままで
『コン、』
部屋に入ればいつも耳元でギャーギャーと叫ぶあいつがベッドと机の間でぐってと座り沈黙を保っていた
コンを手に取り頭を軽く叩いた
『おい、コン。ボスターフ』
わざと茶化すように言ったのに、反応がなかった
『あれ・・・、故障?』
藍染が襲来してきたときの霊圧の影響でも受けたのだろうか
取り合えず機能が停止してしまっているようだ
『浦原さんのところ行くかなー・・・』
何となく、今からあの人のところに気が引けるというか、なんというか
それでも、コンの為にあそこに行くしかないだろう
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