短編

□サヨナラ死神
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『俺・・・・・・』

「そこまでだ」


冬獅郎の向けていた刀の先から一護が消えた


「大丈夫か 一護」

『ウル・・・・・・』

「だから気をつけろと言っただろう」


空に一護を抱きしめてウルキオラが立っていた


「破面、何の用だ」

「それはこちらの台詞だ」


ウルキオラは一護を片手に刀を抜いた


「一護は貴様ら屑を裏切ったわけではない」

「?」

「一護は例え同じ力を持ち得ようと我等の仲間になっていない」


それが一護の意思だったのだから


「しかし屑がそうだといって一護に危害を与えるというのならば我らは貴様らを一護の為に潰す」

「我ら・・・・・・?」

「一護の力を恐れる奴らは無理だろうな」

「何を、」

「愛染様はいつでも一護を受け入れるとおっしゃられた」

「!」

「少し違う力を持っただけで刀を抜くような屑とは違う」


一護をさらに強く抱きしめる


「所詮一護を持て余すような屑ということだ」

「何!?」


そこで死神化した一角が反応した


「事実だろう、人間の一護に負ける そこにいる隊長でもな」

「そんなの・・・・・」

「死神である一護と互角、それでいて一護は自らの手でその力を得た」


卍解は白哉と互角それ以上 さらに虚の力


「一護、お前は死神の仲間なんかじゃない」

『え・・・・・・?』

「仲間に刀を向けるような奴らを仲間とは言わない」

『ウルキオラ』

「一護を傷つけるようなやつ、お前の仲間にしたくない」


自分の感情をあまり出さないウルキオラの我が儘だったのかもしれない


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