短編

□サヨナラ死神
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「一護、」

『ウルキオラ、ありがとう』

「やっと、笑った」

『うん』


滅多に言わない我が儘を聞いてあげてもいいだろ?


『バイバイ冬獅郎』

「え?」

『俺が護りたいのはこいつらだ』


本当は気づいてたんだけどね


『裏切りだとうのなら裏切り者だと罵ればいいよ』

「一護!」


認めたく無かったんだ


『遊子と夏梨、あと親父もよろしくな』

「・・・・・・何で、何でよ一護!」


何でかって?


「その破面が言ったことが事実とは限らないじゃないか!」


だって、大好き”だった”んだもん


『今大好きなのはウルキオラ達だ』

「・・・・・・・・・・・・・・・!」

『ごめん 何か違うんだ』


今、お前らは多分普通に近い好きかな


『俺は死神じゃないよ』

「一護、行こう」


ウルキオラが一護を抱き寄せた


『うん』

「待てっ!」


そこで冬獅郎達が飛んだ


「敵になるというのならばこの場で斬る」


冬獅郎もルキアも、乱菊も恋次も、一角も弓親も苦しそうな顔をした

まだ、”好き”なのに


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