短編

□停止
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一護は呆然としたままぬいぐるみを受け取った

そして放心状態のままぬいぐるみの口に手を入れごそごそと探る


『ぁ・・・・』


見つけたらしい反応をすると、手には薄緑の玉がある


「そちらも、処分いたしましょうか?」

『・・・・・・・』


一護は首を横に振った


『いい、処分、なんてしたら本当に終わっちゃうから』

「そうですか。」


そのまま一護はぬいぐるみを持って店を出て行った


「・・・あたし達ってこんなに弱かったですかねぇ。」

「知らんの、」


するりと物陰から現れた夜一は目を伏せた


「あんな子供に縋って、挙句の果てに失望させてしまい、何も出来ない」

「皆そうじゃった」

「そうですね、・・・でも」


浦原は立ち上がると店を出た、それに夜一も続く


「本当にそれしか出来ない、もどかしいですね」


一護には見えていないだろうか、この光景が


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