Novel

□ひとりじゃないこと
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ひとりじゃないこと


教えてくれたみんなに精一杯の感謝を!







「ねえ、みんな」



ひたすらサッカーをして疲れたみんなはベンチに集まって行く。

僕はヘロヘロなみんなに声をかけた。



「みんなに言いたいことがあるんだ」



僕の言葉にみんなは動きを止め、振り返った。

全員が僕に注目している。



何を言おうか、どんな顔しようか。



「えっとね、まずはね」



ずっとみんなに心配かけてたから、ごめんね。



「なんだ、そんなこと気にしなくていいのに!」



そう言ってキャプテンはにっこりと笑う。

その笑顔に、言いたかったことが溢れ出してきた。



「あのね、」



僕はずっと怖かったんだ、ひとりぼっちになることが。
完璧じゃない僕を誰も必要としなくなることが。



だけどね、僕は一人じゃないんだってみんなが教えてくれた。


みんなが居てくれたから前を向くことが出来た。


みんなが背中を押してくれたから歩きだすことが出来た。


僕は変わることができたんだ。


みんなのおかげだよ。



「だから、ありがとう」



言いたいことはまだまだあるけど、今はまだこれだけ。






ありがとう、みんな大好き!











******


DE戦後にみんなでサッカーしまくった後みたいな感じ。






お題:ひとりぼっちに感じるアナタへ5のお題

『ひとりじゃないこと』

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