□テミンくん女の子がいいです
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テミン「え、えっ?え?いまなんて言ったの?」





目を瞬かせるように。

でもまだおどけた感じで。聞きまちがいだったらいいなぁ、って思いながら、


テミンは今なまえが言ったことをもう一度訊きなおした。




なまえ「あのね?わたし。テミンくんが女の子だったらいいなーって思うの」


テミン「え、えっ・・・・えーええっと、それはなに?ぼくに何か不満があるとか?」


なまえ「不満・・・・って、いうか。嫉妬だよね?」



テミン「え、えっ?え?し、しっと??」



テミンは何度もまばたきをして、

この不可解なヌナ(年上)の言うことを理解しようと必死で頭を働かせた。



テミン「え、ど・・・どう、したの・・?」




でもわかるはずなくて。

テミンは正直にヌナに気持ちを打ち明ける。


もっとヌナにつりあうような・・・

意思疎通の図れるような大人の男みたいな付き合い方をしたいけど・・・


子供のぼくにはやっぱりヌナの発言は意味不明すぎる。



なまえ「あのね・・・・?」


テミン「・・・うん」


なんだか聞くのがこわくてごくりと息を飲み込んでしまう。







なまえ「だって、テミンくん綺麗過ぎる…!!」










テミン「・・・・・」




あれ、

なんだろ。

ごめんヌナ、どうリアクションしていいかわかんないや。


そ・・れはなに?ぼくおとこのこだと何か問題あるの?




なまえ「・・・・あたし・・男の子に負けちゃうのはちょっと・・」


テミン「そもそも勝ち負けとかないからね、ヌナ」


なまえ「あるよ!」

テミン「ナイッ!」


ウェイッ!と投げるように。ヌナの躯を持ち上げると、そのままベッドに放り込む。



なまえ「Σど、どぅしたぁっ?!?」


テミン「なんか僕が真剣に悩んでた事がばからしくなってきた」


なまえ「Σいや!真剣なことだよ!彼氏が彼女より美しかったらそれ・・これ、死活問題だから!!」


テミン「なんの問題もないから安心したらいいよ」



ぼふん、と、顔を首元に埋めて首筋にキスマークをつける。




なまえ「Σひゃぁっ、ちょっぉ、」



テミン「ぼくが女の子だったら、こんなことできないんだよ?」


なまえ「いやっ、そのっ・・ι」



テミン「ぼくは、おとこのこでしょ?」





ぐぐっ、と彼女のからだを、僕の腕の力でベッドに押さえつける。


両腕が固定されて動けなくなるなまえ。



テミン「ぼく、おとこのこ!でしょう?」


なまえ「はいっιそうです!そうですっ!!ι」



からだを持ち上げようとして揺れる胸に、僕はなまえの胸に顔を埋めて。

その胸の間にキスを落とす。


赤く色づくしるしに、満足したように顔をあげれば、君の顔はほら、もう真っ赤だ。







テミン「・・・・ヌナ、か〜わいいっ!」




そういってニッコリと微笑めば、君は観念したように上目遣いしてくる。


なまえ「テミンくんかっこよすぎる・・・」


テミン「ようやくわかったの?」









僕はようやく満足したように、君の唇にキスを落とす。


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