□ヌナの好きなとこ
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key「ジョンヒョンがまたばかみたいなことやってるー」


テミン「えーなになにー」


ミノ「ヌナのすきなところ10か条・・・」


オニュ「・・・・・またそんなことやって・・」




ジョンヒョン「な、なんなんだよっ!いいだろっうっせーなι」





バッ、とテ-ブルの上に広げてた紙を両手で隠すジョンヒョン。


key「なんでまたそんなことやってんの?・・・きくけど」

ジョンヒョン「ん?ぁぁ・・今年の抱負・・・みたいな?」


ミノ「・・・ぜんぜんっ違うと思いますけど?!」←真顔

ジョンヒョン「(げしっ)・・うっせーな」


オニュ「ヌナと今年したいこと10個とかじゃないの?」


ジョンヒョンは首を横に振る。


ジョンヒョン「ううん。俺だけでいいの」


テミン「兄さん頭のネジがいかれたんじゃ・・・」


心配してオロオロしだす末っ子を見かねたようにジョンヒョンは笑って。


ジョンヒョン「そんなんじゃねーって」


そう言って。

また視線を紙の方に落としていった。





メンバーは呆れたようにやれやれ・・といった顔で部屋に戻っていく。


リビングに独りになったジョンヒョンは、またしーんとなった部屋で、

ふぅ、と溜め息を吐くように落ち着くと、

持っていたペンを動かしだす。






なまえちゃんの好きなとこ





その1 頭が悪いところ

その2 お人好しなとこ

その3 気前がいいとこ

その4 男らしいところ
 
その5 女の子なところ

その6 ぼんやりしてるとこ

その7 おっとりしてるとこ

その8 行動の先が読めないとこ

その9 いつも俺を見ててくれるとこ


その10 俺を好きなとこ





そこまで書き終えて、俺はうんうん、と頷くように首を縦にふって、満足げにペンの蓋をしめた。



ジョンヒョン「・・・・ばかだなぁ・・」





って、わらって。



きっとたぶん・・・


君も同じようなことを書くって知ってるよ。



君は優しいから。




愛しい君だから。




だから、
きっと――…














【ヌナの好きなとこ】

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