□ただいま
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ガタン・・ガタン・・・
2両しかないローカル電車に揺られて
窓の向こうに見えるキラキラ光る夕焼けの反射した海を眺める。
七色に染まった空が群青色に浸食されれば、もうすぐ日が暮れる。
そんな時間。
ちらほらと明かりの灯りだした街灯が、過ぎていく電車の向うに1列に並んだ。
列車は緩やかなカーブを曲がり、
車とすれ違いながら街の中を走行し、踏切に到着する。
カンカンカン・・・という音が、ドップラー効果で小さくなっていくとすぐ、私の最寄駅が見えてくる。
木箱の中に切符を入れるような小さな駅。
私は電車から降りてホームの脇にある小さな階段を4段さがって、道路に足を着いた。
【ただいま】
ゆうさん初めてのコメントとリクエストありがとうございます。^^
オニュから今この言葉が聴きたい…という思いが詰まってますように!
楽しんでいただければ幸いです。^^
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