□ジョンヒョンにはいえないこと
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自分の誕生日に、遠くからわざわざお祝いに駆け付けてくれたお礼にって、


私の誕生日にライブしてくれるジョンヒョンに、



「行けない」と言うことが出来なくて1週間経過。



心苦しすぎてSNSも何も更新できないままなんの音沙汰もなく今日まで過ごしてしまった。



絶対・・・・すごく、傷つけるよね。



なまえ「どうしよう・・・」


オニュ「別に怒んないと思うよ?」


なまえ「怒んなくてもがっかりはするじゃん」


オニュ「僕がお祝いしてあげるよ」


なまえ「いや、そういうんじゃないんだ」


オニュ「僕とどっか行こうよ、二人っきりで」


なまえ「潮干狩りに?」


オニュ「したいの?」


なまえ「いや、言ってみただけ」


オニュ「せっかく二人っきりになれるんだからさ」


なまえ「ジョンヒョンは頑張ってるのに・・・」


オニュ「僕が頑張ってないみたいな」


なまえ「そこ引きずんなくていいや」


オニュ「僕が頑張ってないみたいな」


なまえ「2回言わなくていい」


オニュ「潮干狩り行く?ボンゴレ!」


なまえ「いや、GWですでに終わってるでしょ」


オニュ「じゃあボンゴレパスタ食べに行く?」


なまえ「いやいかない」


オニュ「ふたりはいいよね」


なまえ「え?」


オニュ「心の支えになっててさ」


なまえ「いや、オニュはすでに目の前にいるけどね」


オニュ「目の前に居ても僕は支えもできないんだよ?」


なまえ「いや・・・うん…じゃあ・・・食べに行くよ・・・ボンゴレ・・・」


オニュ「・・・・・・・なまえって、ほんと、押しに弱いよね」


なまえ「ええ?」


オニュ「なまえは僕の誕生日にだってきてくれるしさ、」


なまえ「呼ばれたらね」


オニュ「僕はなまえの誕生日に仕事入れたりしないのにさ、」


なまえ「たまたまでしょ」


オニュ「なんで僕じゃだめなんだろ?」



なまえは難しそうな顔をして黙る。




オニュ「ジョンヒョンには、僕から伝えておこうか?」


なまえ「人から伝わると一番傷つくタイプじゃない?」


オニュ「しらない」


なまえ「なにおこってんの?」


オニュ「彼氏よりアイドル優先されてるから?」


なまえ「はぁ」



オニュはそんななまえの反応を見て顔を見つめながら「はぁ」とため息を溢した。




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