□木曜日の人
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【木曜日の人】










ニヨニヨして、テミンがダンスレッスン室に入ってくる。



key「なんだよテミナ、にやにやして気持ち悪い」


先に来て軽い運動をしていたキボムは、やってきたテミンのその緩み切った顔を見て怪訝な顔をする。



テミンはきょろきょろとあたりを見渡す。


テミン「まだなまえさん来てないの?」


key「き、来てないよっ」


テミン「ヒョン、声裏返り過ぎww」






そこに、ばたばたと足音を廊下に響かせて、なまえがバターンと扉を開けて入ってきた。



なまえ「おおくれましたぁっ!!」





焦って来て息を切らすなまえと、キボムを交互に見つめて、テミンはニヤニヤ。



key「いい加減にその顔やめてよ。気付かれるから」


テミン「別にわざとやってるわけじゃないんだもん」





会釈して奥の更衣室に向かうなまえの背中を見送る男2人。






key「・・・・シャンプ-・・変えたのかな・・」


テミン「ヒョンのそーいうとこ、いつかなまえさんに全部言ってやりたい」


key「絶対やめてよねそーいうこと!」



テミン「もたもたしてると水曜の誰かさんにとられるよ?」










彼女に片思いしている木曜日の男の子の話。



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