□これは何ナノ?
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最近では子供でもダンススクールに通っている子が多くて。
小学生といえども侮れない。
ロッキングやポッピングを披露してくれる幼児は僕よりも俊敏な動きで圧倒した。
テミン「こうやって、こう動くんだよ」
子供「おおおお!!!」
僕が動きを見せてあげると、すぐに簡単にまねをする幼児。
子供っていうのは概念に縛られるとかなくてすぐに動けるからいいな。
アレンジこそできないものの、簡単に動きを盗まれてしまう柔軟な頭脳に感嘆しつつ、
僕はなまえさんちのトイレを借りに立ち上がる。
ここは、なまえさんちで、
彼女はなまえさんの子供なのだ。
テミン「トイレ借りてもいい?」
子供「いいよ。そこの左」
なまえさんは今留守で、僕はすぐに帰ろうと思ったんだけど、
玄関を開けてくれた子供が、僕の顔を見るなり「テミンだ!!」と言い出して、エントランスの前で踊れ踊れ言い出したので
仕方なくちょっと(自分も気持ち盛り上がってきたので)家に上がってダンスを披露してみせたり、
子供が今ダンススクールで習っている初期の動きを見てあげたりしてるうちに楽しくなってあっという間にこ1時間くらい経ち…
というのが、今に至るまでの流れだ。
テミンはお手洗いを拝借してまた広いリビングに戻ってきた。
白っぽい木材のフローリングは、大きな壁一面の窓から入る光をいっぱい浴びて輝くほど。
高層マンションのわりかし高い位置にあるこの部屋は見晴らしもいいし、とにかく広い。
奥に見えるキッチンにまでバック宙返りが3回くらいできる広さだ。
そんななまえさんちのトイレから戻ってきた僕は、
何気なくあることを子供にきいてみる。
なんとなく、本人には直接聞けないようなことだと直感したからだ。
テミン「ねぇねぇ、」
子供「ん?」
テミン「なんでトイレにお菓子の缶置いてあるのかな?」
子供「わかんない。ママが時々使うんだよ」
テミン「そうなんだ。でもピンクとか黄色とかすごいかわいい袋に入ってるのがたくさん詰まってた」
子供「テミン見たの?」
テミン「だって気になるじゃん。トイレにお菓子の缶置いてあるなんて」
子供「いいなーテミン台の上手届いて」
テミン「いいだろ」
子供「でもママには内緒にしておいた方がいいよ。見たっていうと怒るから」
テミン「あ、見ると怒られるものなんだ?」
子供「知んない。でもたぶん怒る」
テミン「なんでお菓子の缶に入れてあるのかなー」
子供「テミンも大人になればわかるよ」
テミン「わかるかー」
・・・
さて。テミン君は女子の家のトイレでいったい何を発見したのでしょうね。
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