□君が他の誰かを好きでも
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ジョンヒョン「なまえは何?ベクヒョンのことが好きだから、俺のことは捨ててくわけ?」


なまえ「捨ててくってわけじゃないよ、ただ・・・・・ちょっと距離を置こうってだけで‥」


ジョンヒョン「つまり、別れようってことでしょ?」


なまえ「ぅ、・・・・・・」



ジョンヒョン「でも俺の予想だと、ベクヒョン年上好きそうじゃないよ」


なまえ「そうだね」


ジョンヒョン「SNSD先輩ラブだし」


なまえ「そうだね」


ジョンヒョン「ベクヒョンの好みとなまえちゃんは真逆だよ」


なまえ「・・・そうだね」








ジョンヒョン「・・・・・それ・・したら、









また・・・・戻ってくるの?」











なまえ「・・え?」








ジョンヒョン「ベクヒョンにアタックして、だめだったら、なまえちゃんはまた俺んとこに戻って来てくれんの?」




下を向いて俯いてたジョンヒョンは、とおくをみつめ直して言った。




なまえも、合わせて同じ方向を見つめてみた。




なまえ「・・・・・どうだろうね」



ジョンヒョンは、黙っていた。





なまえ「・・・・・たぶん、ないと・・思うよ」


ジョンヒョン「だろうね」




まるで、その先がわかっていたような口ぶりで。

ジョンヒョンはこちらをみないでじっと遠くを見つめたまま。









ジョンヒョン「だから俺は、君を手放せないよ」







そう。遠くを見つめたままジョンヒョンは答えた。




なまえ「・・・・・そっか」


ジョンヒョン「申し訳ないけど、恋愛は先着順だよ。先に出逢った方が勝ち。そうでしょ?ましてや向うの気持ちがわからないような男に君をあげられないよ」


なまえ「・・・・でも、後輩ともめるのは嫌でしょ?」


ジョンヒョン「向うの気持ちを知ってるの?」


なまえ「聞いたことはないけど」




ジョンヒョン「だとしても、やっぱり最愛の人は譲れない」




ジョンヒョンは、きっぱりと言った。








ジョンヒョン「なまえは、最愛の人だよ」






大事なことに念を押すように、ジョンヒョンはもう一度はっきりと言った。

今度は、横にいた私の目をじっと見つめて。








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