□彼女が合鍵をくれません
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ジョンヒョン「なまえちゃああああんん!!!!なまえちゃああああんっ!!!!」
"ドンドンドンドン!!!"
でかい声プラス激しいドアノックで、
なまえちゃんちの玄関はそっこーで開く。
なまえ「うっさい!!バカッ!!」
中から出てきたのは眠たそうな顔したルームウェア1枚のなまえちゃん。
でれんと伸びたTシャツからは、屈んだ瞬間に胸元が丸見え。
俺はそんな彼女に鼻の下をのばしてニンマリ笑ったあと、お決まりのセリフを吐いた。
ジョンヒョン「なまえちゃん!合鍵、渡す気になった?!」
なまえ「なんないし!てか来るな!」
ジョンヒョン「つれないなぁ〜〜俺こんなに熱心なのに!日本のなんとか和歌集にも、男はみんな通いだったって書いてあるでしょ??」
なまえ「あれ、文だもん!」
ジョンヒョン「あれっ?俺、メール送んなかった?朝から5件くらい送ってるよね?えっと・・モ-ニングコ-ルと・・10時と・・お昼っとぉ・・」
なまえ「はいはい!そーでしたね!(棒読み)」
ジョンヒョン「なまえちゃんが合鍵渡してくれたら、勝手にあがるし?迷惑かけないよん?」
なまえ「その、勝手に来られるのが迷惑だつってんのじゃ」
ジョンヒョン「でも、なまえちゃん、俺来たら必ず開けてくれるでしょ?それって同じ、じゃね?」
すると、なまえちゃんが真っ赤な顔してくるりと振り返った。
なまえ「いきなりこ、来られると・・・・準備も何もできないでしょっ」
その答えを聞いて、俺はますますにんまり・・
幸せすぎて顔が溶けちゃいそう。
ジョンヒョン「なまえちゃんが居てくれれば、それでいいんだよ」
ねっ?って言いながら、恥ずかしそうにクルリと背中を向けるなまえちゃんに抱きつく。
(かわいいなぁ・・・)
(帰ってきて寝顔が見れたらもっと最高なのに・・・)
なまえ「ジョンヒョン・・・・あつい・・離れて・・ι///」
ジョンヒョン「はいはい♪」
(も〜〜ほんっと、素直じゃないっ♪)
なまえは眠い時だけが、いちばん無防備で素直なんだよなぁ〜〜。
ジョンヒョン「なまえたん・・合鍵、ちょうだいよ?」
なまえ「ダァメ!」
ジョンヒョン「いぢわるっ」
【彼女が合鍵をくれません】
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