戦国BASARA
□バカもれなくヤンデレ
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その日、幸村を酒に酔わせてはならないという事が判明した
「んー…政宗殿ー
何故逃げるのでござるか」
「やめろッ!やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「御覚悟なされよ…」
「Ah! お前ハチマキ着けてた方がいいんじゃねぇか?!!だからこの手首のをほどけ
ぇぇぇぇ!」
ヤバいなんて言葉じゃ足らない…そう、一歩間違えば戦場をも軽く通り越すDEAD ZONE
何処で覚えてきたのか政宗の手首を縛る拘束具(もといハチマキ)はほどこうにも
「本人すら無理じゃね?」てな程に固い
ものっそ固い
フラ…フラ〜
「ゆ…幸村?(汗」
「う゛〜あ゛〜………」
じゃきぃん………
「おい待て待て待て待て待て待てぇぇぇぇ!」
ざくんッ
「ふぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!あぶねぇだろうが!!!」
壁際へ追い詰められつつも何とか幸村が振るう刀を避ける
あとミリ単位で首が繋がっていたか否か
「某は今の政宗殿の顔がいいでござるー…」
「No――――――――――――――――――tッ!
いつからヤンデレキャラに移行したんだよっ!!」
政宗のいまの表情、恐怖と驚きがシンクロしたような顔
まさか「あいつ酔ったらどうなんだろ
やってみよー」でこんなことになるとは誰も思わないだろう
確かに幸村は酒に強かった…それで更に飲ませてみたところふらぁっと立ち上がったかと思うと政宗に覆い被さり、そして今の身動きがとれない状態に至る
「(どうすんだこれ!!小十郎呼ぶ?!この体制でかぁ?!!!)
おまッ!これこそ破廉恥だろ?!!」
「破廉恥ー…?どうでもいいでござる」
「お前の名言んんんんん!!!」
ずっばぁぁんっ