戦国BASARA

□やってみた。
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「魔女鍋作ってみようぜ」

学校でいきなりそう言ってきたのは政宗
は?というのが周りの反応である
一番最初に聞いたのは佐助

「魔女鍋?何ソレ」

「クモとか蛇入れたり」

「政宗様、生き物を無駄にしてはいけません」

「Ah?食べりゃいいだろ」

「た…食べられるのでござるか?」

「漢方薬でクモも蛇も使われてるぜ
味が最悪でも身体には悪くねぇ」

「舌には限りなくわるいよね」

佐助と小十郎の反対も虚しく、魔女鍋作成は決行されたのであった
政宗の家にて、100均で購入した鍋をコンロに置くと水を入れて沸騰させる

「一応漢方薬的なの持ってきたけど…」

「政宗殿、正露丸はありでござるか?」

「Nice幸村
全部いれろ!」

どざーっと入る正露丸に小十郎は顔を多少青ざめさせる
この時点で身体には確実に宜しくないであろうことがわかる

「伊達ちゃんー、これも全部入れるよ?
って何か正露丸大変なことになってない?」

「気にすんな
それより小十郎も何か入れろよ」

スーパーによくある透明な袋をひっくり返し、漢方薬をさらさらと正露丸鍋に入れていく佐助を泣きたくなりそうな目で見ていた小十郎だが、政宗に言われ仕方無く持ってきたバファリンを突っ込んだ

「Ou…バファリン…」

「小十郎めの家にはこれくらいしかありませぬ」

「政宗殿は何を入れるのでござるか?」

「これだ」

どんっと出されたのは蝮酒

「あのさ…」

「Ah?どうした猿飛」

「なんでこんなもの持ってんの?
うちは漢方屋だからいいとして伊達ちゃんは何?」

「俺の方は大手企業だからな
何でもありなんだよ」

「何か…入っておりまするな………」

うぷっと今にも吐きそうな幸村だが政宗はそれを無視して正露丸&バファリン漢方鍋にどっぱどっぱと蝮酒を入れていく

「…よし
これで煮込めば出来上がりだ…」

バッターン

換気もせずに正露丸鍋なぞ作ったがために政宗はぶっ倒れる
続いて佐助もフラリとくる

「あ…もう駄目俺様倒れそう…」

「換気だ!真田!そこに換気扇がある筈だつけろ!!」

「?! わ、わかり申した!」

ガーッと換気扇を回すが時すでに遅し
政宗は虫の息だったとか


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