銀魂BASARA

□ありがちブラックホール
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手を伸ばしたけれどもあと少しのところで届かない
何回もかすっては沖田はため息をついた
「あのなぁ…何でこんなところに落とせるんでぃ
別の意味で天才でさぁ」
「Haッ!天災の間違いだろ」
「自信満々に言うなよ…」
所謂タンスの裏というやつに、沖田は手を突っ込んで奥のものを取ろうとする
二人で政宗の家へ来たのは彼がお揃いの大切な物をある日からプッツリと身に付けて来なくなったからだった







いつものように沖田は政宗とメールをして、近所のコンビニで待ち合わせをしていた
携帯を開けたり閉じたりしているのはストレスからだろう
"今日付けていなかったら問いただしてやろう"
そう心に誓い、走り寄ってきた政宗を一目見た
「Sorry総悟、待たせた
眼帯が見付からなくてよ」
「…なぁ、お前俺のこと嫌いなのかぃ?」
「Ha?嫌いならこうして会ったりするかよ?」
「なら何で付けてないんでさぁ」
ギクッと政宗の肩が震えたような気がした
「な……何のこと…」
「他に好きなやつが出来たなら無理s」
「違う!!ぁ…Ah゙〜……その、
違うんだ総悟」
「何がですかぃ?」
「何が…何が何が何が何が何が………ッAh゙―――!!もう!
言うけど笑うなよ?!」
「は?まぁわかった」
「タンスの裏に落ちたんだよ!!」
勿論、この後大爆笑した沖田は政宗のアッパーカットを思い切りくらった
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