銀魂

□記憶有リシ何処ノ場所 新八ver.
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何かすごい聞いたことあるメンツ…っていうかそのうちの一人は1週間に一回はうちにんまい棒持ってきてくれてる人の気がするんですけど…
「土方さんそれって…」
「あぁ、多分指名手配犯桂小太郎、高杉晋介だ、もう一人の天パは大手企業の社長坂本辰馬」
「全員知ってます…でも二人は除くとして何で銀さんと坂本さんが人切りなんかしなきゃならないんですか!!」
「そうネ!銀ちゃんそんなことするわけないアル!きっと見間違いネ!」
「見間違いなら見間違いでまた振り出しに戻るだけだ」
…………確かに
でもそれが本当だったとしても僕らは銀さんが無事だということを素直に喜ぶことは出来ない
「副長ー!
やっぱりここにいましたか」
タンタンタンと階段を上ってくる音が聞こえ山崎さんが来た
「山崎お前留守はどうした」
いつものように半ばきれかかる土方さん
「それどころじゃ無いですよ!現れたんですよ、例の人切り!
場所はターミナル付近です
近藤さんと沖田さん、他の奴らももう現場へ行きました」
「昼からお出ましとはな…上等じゃねぇか、お望み通りたたっきってやらぁ」
銀さんらしい人がターミナル付近に……こんなチャンスを逃すわけにはいかない
会えるかもしれないんだ
その光景は絶望しか僕らに与えてはくれないかもしれない
だけど、死んでないよりはましだ
反射的に神楽ちゃんの方を向くと目があった
神楽ちゃんは僕にコクリと深く頷く

頷き返し前へ向き直った
覚悟を決め、外に出ようとする土方さんを引き留め
「土方さん…」
「あぁ?なんだ」
「僕らも連れていってほしいんです、お願いします」
「…………わかったついてこい」
「いいんですか?!」
割ってはいって来たのは山崎さんだった
「新八君はいいの?!もしあれが旦那だったとして喜べることじゃ…」
「死んでないよりゃまだましです」
「不良の道にそれた息子更生させるのが母の勤めアルよ!!」
「いや…神楽ちゃんは銀さんのお母さんじゃ無いからね?」
こうして僕らはターミナルへ向かった
車に乗っている間は落ち着かなかった
焦ったところでどうなることでもないのに
数十分後車が止まる
ドアを開けて外に出ると………………あー、これは見るには中々酷かもしれない

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