戦国BASARA

□Short Story
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夕日の輝きは障子を透して中まで浸食してきている
その部屋に幸村はいた

か―――――………………

よく眠っている
光景を見つけたのは政宗
敵の陣地でよくここまで大っぴらに眠れるな…(汗
着流しのみで寒いのか身体を軽く丸めている姿はさながら猫

「……ん?………………………………………………(妖笑」

ぎしっぎしと幸村に近づき頬に軽いキスを落とす

「おぃ幸村、お前起きてんだろ」

ビクッと微妙に身体が揺れそれと共に光の反射する髪がサラサラとおちる

「か…か―――――(照」

「あのなぁ…顔、真っ赤だぞ」

「……………………はぁ―」

今まで固く閉じていたまぶたが開きばちりと視線があう
幸村の顔は未だ赤いまま

「寝込みを襲うとはなんと…」

「What?こんなの襲ったうちに入らねぇだろ」

「ともかく、一回は一回にあるからして」

「をっ?!」

覗き込むように頭をやっていた政宗は幸村の腕によってさらに顔の近くまで寄せ
られる

「幸村近…」

「寝起きで身体が起こせない故、」

唇への軽いキス

「変態」

「それは政宗殿でごさろう?
それより起こしてくださらぬか…あ、頭が…」

「だから言ったろうが、昨日の宴会飲み過ぎなんだよ」

顔が赤かったのはアルコールか、はたまた




End
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