11/25の日記
08:41
勉強ナニソレ(爆)>現BASA/政宗ver.
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天才ははたして2時間かそこらで資格試験の内容を全て把握することは出来るだろうか?それが二科目だとしたら?
答えは簡単だ。
出来っこない
"って言ってる場合かっ!!!"
携帯に何かを打ち続けていた手を止め、心の中で叫ぶのはゲームの天才、伊達政宗。要はただのゲーマーである。
『何処に就職してぇって…Ah-…ぁ、ゲーム企業でよくねぇか?』
なんて軽はずみに言った自分を激しく後悔している。
"foolッ!俺の馬鹿ッ!!
っつーか専門嘗めんじゃなかった!!"
専門学校侮ることなかれ。この多忙度は受験の比などではない。一日一筆頭気取りか、一月一試験など当たり前だ。
何より一番の問題は政宗の方向音痴加減にあった。
電車に乗れないのは当たり前。道に出れば必ず反対方向へ行く。そんな彼の頼みの綱はネットワークという名の携帯なわけだが、過保護な小十郎の差し金によりアクセス制限をかけられルート検索もままならない。
"Shitッ…試験云々の前に会場に着けんのか…?俺"
勉強時間は実に2時間。もう受かる気なんて更々無い。
それよりも今は無事目的地に着けるかどうかだ。今のところ、指して問題もないが駅から出たら10分ほど歩かなければならない。それが何を意味するか…。
"Haッ…!確実に迷う!!!"
胸を張って言える。
下手をすれば駅の中で迷う。
何を隠そう、政宗は祖父の納骨の時に道に迷い、真逆の方向へ行ってしまって参道出来なかった全課があった。小十郎の心配ったら無かったがどんなに心配されても迷うものは迷うのだ。最早サガである。
"駅出て…っつーか何処をどう行って出りゃいいんだよ"
友人に電車オタクである元親がいるが、奴は休日は12時を過ぎなければ絶対に電話に出ない。
"小十郎、今からでもいい
制限外せ
今だけでいいから外せ!!
頼む外してくれッ!!
やべぇっ!(会場着かない的な意味で)"
冗談抜きに洒落にならない。本当にどうしたものか…。
取り敢えず握り締める携帯に力を加えながら、メリメリと駅名を追い続けた。
End.
乗り換えは一回が限界です
べっ別に世間知らずじゃないんだからねっ!!
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