12/01の日記
10:27
電車の乗り換えは3回まで >Ib/ギャリー/留学生/現代ver.
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ガタンゴトンと音をたててホームから出る電車は自分が先程まで乗っていた電車だ。待って、なんて言っても自家用でもなければ電車が止まってくれるわけがない。
何処がどうなっていて何をどう乗り継げば何処に着くのか一切わからない。その部分でのお嬢様(お坊ちゃん)度ならイヴにも負けないと、ギャリーは自負していた。
ホームの電光掲示板を見ても何が何だか一切わからない。というか日本語自体よくわからなかった。
"留学なんてカッコつけるんじゃなかったわ…"
美大に通う彼女…?彼は国外から日本に来てまだ2年経たない。言葉の壁を何とか乗り越えつつの約2年。漢字にはまだ慣れていなかった。
"形はこの字で合ってるわよねぇ…もしかしてあのまま乗ってればよかったの?!"
携帯とにらめっこし続ける彼は路線地図の駅名をああでもないこうでもないと書き換えまくる。絵画のイベントがあり、慣れないながらに電車で遠出したのだが、調子に乗っていたかもしれない。
"あ…次のに乗れば行けるかも……"
やっと見つけた路線はどうやら元々組んでいた時間と同じ時間に到着できるらしい。少々戸惑ったものの、来た電車に乗り、次の乗り換えでまた迷った。
"4分!!4分しかないのに!!"
乗り換え時間はリミット4分。こうなったらもう駅員にでも聞くべきだが外国人の、しかもオネェ口調ときたらかなり目立つ為出来る限り避けたい。
"怖いわ日本…イヴの言う通り地元近くの大学にいればよかった"
日本に来て勿論いいこともあったし友達もできた。だが予想を遥かに越えて大変だった。
"……ぁ、あ!あった!
そうよね、合ってるわよね
…大丈夫よね?"
不安になり、キョロキョロしながらも電車を待つギャリー。その地域のマカロンでも食べていこうかなと、思いを巡らせながら来た電車に乗り込んだ。が、
"え……?"
「ふた…つ?」
同時にホームに来た二線の電車。現在位置が終点でどちらに乗っても同じところに行くと知ったのは月曜に登校した時だった。
End.
‐―反省会―
知らぬ地で迷子になりかけましたヨ
帰れんのかなコレ…
実際には就活イベです
これ以上行きたくないイベないっス
どちらかというと冬コミに行きたいです←
ギャリーさんは日本語たどたどしかったらそれはそれでかわいい
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