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□それすらも言い訳に過ぎない
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火照る体を静めようと、僕は自信に手を伸ばした。

そこはすでにパンパンに腫れて、ドクドクと脈を打っていた。

厠に行こうとしたが、一度怒張に触れた手がそれを許さなかった。

「………ンは、………ぁぅ」
隣でまだ寝ている留三郎を起こさぬよう、夜着の袖を口に含んだ。

竿をグシュグシュと擦り、
時折尿道の縁をクルリと爪で引っ掻く。


「……ぅ、んンぅ」


怒張が弾けようとした瞬間、


後ろから僕の手に被さるようにして誰かの骨張った手が重ねられた。

「アッ!」

「これじゃあ足りねぇんだろ?」

ボヤけた視界で、寝ているとばかり思っていた留三郎が舌なめずりをしていた。
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