ss
□それすらも言い訳に過ぎない
5ページ/5ページ
「あーあー、コレどうするんだよ…」
白濁でベトベトになった僕を見て留三郎はぼやいた。
「…留さんが盛ったせいでしょ!」
真っ赤な顔で反論すれば、同じくらい真っ赤な顔でやり返された。
「あれはお前が、その、ヤラシイ顔で自慰してたからだろ!!」
「と言うか、俺が寝てる隣でヤるなよ!」
「だ!だってあれは……」
血の気が引いた。
さっきから気になっていたが、この、僕の足元にぶち巻かれている粉末はもしかして…
六年長屋に、悲鳴が響き渡った。
.