短編とか。
□so〜that
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「ねぇねぇ」
「なんだよ」
「何で御狐神くんはあんなに主人に尽くせるのかなぁ」
「やっぱ愛じゃねぇの」
少し離れた所の妖館の名物カップルを顎で示せば、そんな返事が返って来た。
愛があれば何でも!!…ってか。うーん。
「愛…、ふぅん。いいね」
「っつーかお前もSSしてんだろうが」
「義務的にこなしてるだもん。私だったらあんな風に主人の元に四六時中〜とか無理。ヤダ」
「お前って冷めてるのな」
「そうなのかもしれないね。でもさ渡狸くん。アレと一緒にいたら私の代名詞ともいえる一般人ってのが変態のおもりになるじゃん。それは何が何でもイヤ」
指を指す。その先には変態こと主の青鬼院のボンボン兼フリーター。
その顔を覆う仮面越しに目が合う。
「ほう!己の主をまるで路端に捨てられたゴミを見るような瞳で見詰めるとは良い度胸だ!!よし今すぐにでも調教し直「黙れこの変態」」
…この変態に愛を感じる人こそが、この変態(大事なことなので2回言いました)のSSに就くべきだと思う。
(要するに、私の手には負えないので転職を希望します、っていうこと)