その他
□あーゆーはっぴー?
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「鬼道くんって、いま、しあわせ?」
不動がぽつりと呟いた。
俺が疑問符を浮かべると、不動はじゃぁいいやとまたそっぽを向く。
「不動、」
「俺は、幸せだぜ。」
「…どうしてだ?」
「だって、鬼道くんと一緒にいられるし。」
「ふ、どう…」
俺の顔を見て、にやにやとする不動。
別に嬉しがってもいいだろう、そう言うと不動は擦り寄ってきた。
すると、廊下をバタバタと走ってくる音が聞こえ、ドアが勢いよく開く。
「不動お前ぇぇえぇええぇぇ!!!鬼道さんに色目使ってんじゃねぇよぉぉぉぉぉおおおお!!!」
「佐久間!!」
そこには、チームメートである佐久間次郎がいた。
息を荒くし、肩を弾ませ不動を睨む佐久間。
「いま、すぐ、鬼道さんから離れろこの泥棒猫!」
その言葉は時代遅れじゃないだろうか。
不動はのろのろと立ち上がり、俺の肩に手を置く。
「…鬼道くん止められるでしょ?
んじゃぁ、そのアホのこと、よろしく」
そのまま部屋から出て行く不動。
「不動!?」
「鬼道さぁ〜んv」
「離れろ佐久間!」
「嫌です(キリッ」
「凛々しい顔をするな!」
「俺と…ハァハァ子作り…ハァハァしましょ…ハァハァハァ」
「うわなにするやめくぁwせdrftgyふじこlp」
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「ったく、アイツも空気よまねぇな」
せっかく鬼道くんといい雰囲気だったのに。
佐久間が鬼道くん大好きなのは知ってる。
つかウザいほど痛い視線がくるし。
でもさぁ、フツーあーゆー時とかは空気読むでしょ。珍しく優しいし。あのヘタレ鬼畜マント野郎の鬼道が。
「キングオブKY…KOK…あはっ」
そんなことで一人笑っていると、どこからか悲鳴がした。
鬼道くんの声に酷似していたけど、違うことを祈ろう。
…佐久間に食われていませんように。
あーゆーはっぴー?
(KOK…やべ、ツボったw)
(不動がさっきからすげぇ笑ってる…怖っ、キモッ)(円堂…酷くないか)
→アトガキ