The Kingdom of GodU

□第四章 組織の裏側
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肖像画が飾ってある廊下を抜けると壁は極め細かな柄へ変化した。両側にはいくつかの扉があったがどれも閉まっている。

さらに進むと先ほど並んでいたものより少々豪華な扉があり、扉を開くと外へ出た。

私達が進んでいる道は隣の建物まで続いていて、その間屋根のように上を被うものは通路だった。二階は屋外に出ることなく隣の建物と繋がっているようだ。

左を見ると五十メートルほど先に今通っている道と同じような通路がある。中庭には花が敷き詰められていて中心の噴水の周りにラベンダーが咲いていた。

対して反対側は鬱蒼と茂る森が見える。おそらくそこまで手が及ばなかったのだろう。

再びラベンダーに目を向け胸元のペンダントを握り締めたとき背後から声が聞こえた。
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