The Kingdom of GodT

□第三章 貴族の中の貴族
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私の名前はリーベラ=アーウィング=シュトラウス。最近この家の未来の主人に推薦された十五歳だ。今に至るまでの時間は話すと長くなるのでしないでおく。

まぁ現状報告を簡単に説明すると、私は貴族の普段着(ドレス)を着るのが嫌いなので逃げている。

普段はなんとか今まで通り一般市民が着ている服で良いとこの家の現主人であるおばあ様に許しを得たが、今日はお客が来るので…とりあえず逃げた。案の定メイドが追いかけて来た。という感じだ。

何故ドレスを着たくないのかというと、「似合わない」と「とても動き難い」という正当な理由がある。前者に関しては我慢できるが、後者に関してはどうしても譲れない理由がまたある。最近不思議なことばかり起こるからだ。
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