The Kingdom of GodT

□第五章 復讐
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しばらくの沈黙。リーベラは状況整理に時間が掛っていた。さりげなく悪口を言われたような気がするが、大変なことに巻き込まれていることにやっと気づく。

『はぁ?ダンスぅ?…よく童話にある王子様とお姫様がすごく高そうな衣装着て踊るアレ?そういうモノは好きな女と行きなさい!』

『そうです。僕達気が合いますね。好きな人と行きたいですよね。僕、リーベラ様に一目惚れしました。美しくて、凛とした表現が神々しくて…』


神々しいなんて私に使ったら世の中の美しい人にはなんと表現するんだよ?せめてあの金髪が笑った時に使え。


『お断りします。』

『え?何でですか?』

すごくガッカリしたプラス驚きの顔を向けられた。愛らしい顔立ちを崩してしまった上、「貴方のファンタジーに付き合っていられない」なんて毒舌なこと言えないので本当の理由は控えておく。
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