お題に挑戦っ!
□ありえない話をしよう
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ほんの出来心だったんだ。
言ってみたらどうなるかなって。
だからコレはただの冗談であって決してお前にやらしいやましい気持ちを抱いてるだとかそんなことは。
「ありえない話をしよう。おれはお前が好きだ」
「えっ……?」
なにその反応。
いまおれの目の前のヤツは顔が真っ赤っか。
茹でダコみたい。
受け止めないでさっと流してくれよ頼むから。
なんか恥ずかしくておれまで茹でダコなっちゃうじゃん。
てかありえない話つってんじゃん。
あーあーあー。
「……あのっ、」
「いやいやいや冗談だからマジごめんハハハ」
「……そ、だよね」
おいおいそんな悲しそうな顔するなよ。
いまにも泣き出しそうだよお前。
……てかお前可愛すぎない?
つーことで、訂正。
「……ありえなくない話をしよう。おれはお前が好きだ」
「えっ……」
目の前ヤツの顔がまた赤く染まっていきやがる。
んんー。
コレはたまらん。