銀魂短編夢小説
□翼を亡くした天使は〜土方目線〜
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厚い雲が空を覆い、月の見えない嫌な夜の事
「今夜は帰らないと思う。今夜屯所を一番隊を連れて出発する」
煙草をくわえて、俺は亜衣の顔も見ずにそう言った
「…そう。でも、明日はきっと帰って来るのでしょう?」
心配そうにそう言った亜衣は、俺の手を握る
「必ず帰る。心配するな」
亜衣の手を握り返し、そっと抱きしめてから俺は部屋を出た
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