銀魂短編夢小説
□俺なら
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朝、教室のドアをくぐって一番始めに目に入ったのは、机に突っ伏している亜衣の姿だった
「よぉ亜衣、」
亜衣の前の席に座って土方は自分のカバンの中をあさりはじめた
「亜衣、前におまえが言ってたCD持ってきた、貸してやるよ」
机に突っ伏したまま動かない亜衣に土方はCDをつきだした
「どうした?珍しく元気ねぇじゃねぇか。」
「元気だもん」
どことなく機嫌の悪そうな返事を返してきた亜衣に、土方はため息をついた
「元気なら上向けよ、CD貸さねぇぞ」
机に突っ伏している亜衣の顔を両手で包んで上を向かせた瞬間、土方はギョッとした
「ななななな、泣かなくたっていいだろうが!冗談だって、CD貸してやるよ!」
「CD貸してほしくて泣いてるんじゃないわよばかっ!!」
ふんっと、亜衣はまた机に突っ伏してしまった
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