past claps
□二人の誕生日(過去拍手/甘)
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ピンポーン
せっかく土方さんと話してるのに誰だよ!
『すいません、土方さん。 ちょっと、お客さんがきたみたいなんで…』
私は土方さんと話しながらドアを開けると そこに立っていたのは
「見舞いに行くわけねぇと思ったんだが、たまたま見回りの途中で通りかかったからな。うん、たまたまだ」
土方さんは、そっぽをむきながら言う
私 化粧もしてないし、髪すら整えてない…
私は反射的にドアを閉めようとしたが、土方さんの足によって それは失敗に終わった
「てめぇ、人が見舞いに来てやったっつーのに、なに閉めようとしてんだ。あァん!?」
みしみしとドアはなり、今にも壊れそうな勢いだ
なんだが取り立てにあっている気分なんだけど
「いや、だって土方さん!私、今日は起きたての猿みたいな状態なんですよ!? お見舞いは嬉しいんですけど、来るなら来るって言ってくださいよ!」
私と土方さんの攻防は続いたが、土方さんが急に力を緩めたことで、私の顔は勢いあまって ドアにクリーン筆頭…じゃないや、クリーンヒットした
「うぼげっ!!」
私の努力は虚しく、土方さんはずかずかと部屋に入ってきた
「うちのヤロー共の部屋に比べりゃ 綺麗じゃねぇか」
「そりゃまぁ、一応 女ですしね」
私はさっき打った鼻を押さえながら答える
あぁ、なんか 余計な体力使ったかも ちょっと頭がガンガンしてきt…
「おい!大丈夫か、お前」
土方さんは少し倒れそうになった私を支えながら、おでこに手を当て熱をはかる
ちょっと、これって恋人同士みたい
「お前、結構 熱あんじゃねぇか!とりあえず寝ろ!」
。