past claps

□勇気をくれる日(過去拍手/学パロ甘)
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今日は4月1日エイプリルフール
人を傷つけない嘘ならついてもいい日


私は この日が来るのを待っていたんだ



私には好きな人がいる
その人の名前は猿飛佐助


佐助とは、昔からの付き合いで 今では親友みたいなものだ


だけど、近くに居すぎたせいで、もはや女の子とは見てもらえてない気がする


いつも、いっしょにいても 町ですれ違う女子高生を目で追ってるしね


今更、私は正面から佐助にぶつかって告白なんかできない


告白して、今の関係が壊れるのが恐いんだ


だから、私はエイプリルフールに頼ることにした



「佐助ー、いっしょに帰ろー」

「はいはい、今 行きますよっと」


二人で歩く帰り道
告白するなら今しかない


「ねー、佐助。大事な話があるんだけどさ」

「ん?なに?」


勇気を出すんだ!私!!


「私、佐助のことが好き」

やっと言えた言葉

だけど 佐助は全く反応がなく立ち止まっている


やっぱり、ダメか


私は無理やり笑顔を作り嘘をつく


「ははっ、なに固まってんの?嘘に決まってるじゃん!今日は、エイプリルフールなんだよ!」


私、ちゃんと笑えてるかな?


『ほらっ、早くかえろ!』と私は佐助に呼びかけ 帰ろとすると 後ろから抱きしめられた


…なんで?


「俺様に嘘はつけれないよ?今まで、いっしょにいたんだから 無理して笑ってることぐらいわかるに決まってるでしょ」


「大切だから、軽く接することしかできなかった。
この関係が壊れるのが恐かったんだ。
けど、俺様 もう覚悟きめたから…」



俺様も昔から君が好きだよ










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