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□君のお腹
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目の前にいる男は口を大きく開けハンバーガーを頬張っている。
おかしいな…昨日もこの光景を見たぞ。というかここ一週間ハンバーガーを食べている光景しか見てないぞ。
「ねぇ、毎日ハンバーガー食べて大丈夫なの?」
「ん?あぁ、味付けは毎日変えてるから大丈夫だよ」
「いやそっちじゃなくてさ、体重…」
「え…………」
あたしとマークの居る場所の空気が瞬時に凍った。それと同時にマークの動きも止まった。
「え、あ……だ、大丈夫…」
「冷や汗かいてる…。何、体重増えてるの?お腹ぷにぷになんじゃない?」
えいっ!とお腹を突いたら若干ぷにぷにしていた。
「………ねぇ、明らかにぷにってしたんだけど」
「…………キノセイダヨ、な、ディラン」
「ディランはサッカーの練習してるでしょーが」
「…そうか。雪莉、家に帰ってオレと遊ぼう?」
「え?何急に」
「エネルギー消化、手伝ってくれるよね?」
「……あたしが上でいいなら」
「もちろん!」
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